沖縄では夏野菜の王様といわれるほど、
栄養価が高く驚くべき効能がある野菜として有名です。

しかし、400人を対象にした野菜アンケートでは、
嫌いな野菜第1位に選ばれる残念な結果に・・・。

その理由は、ゴーヤ特有のあの苦みが原因なんです。

そんな理由で避けられがちなお野菜ですが、その
栄養価と効能を見れば、普段から食事で食べたいと思うに違いありません。

今回は、ゴーヤの栄養や驚くべき5つの効能について詳しく解説します。
   

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ゴーヤの栄養素がすごかった

夏に取れる野菜として家庭菜園でも
簡単に栽培できると人気のお野菜「ゴーヤ」

そのゴーヤの栄養素にはどんなものがあるのでしょうか?

特に優れている栄養素は次の4つです。

他の食品と比較してみて、
ゴーヤの優れている点をまとめてみました。

  • ビタミンC:レモンの約4倍

    加熱に強いという点が優れています。

  • 食物繊維:セロリの約30倍

    苦み成分でもある「モモデルシン」と「チャランチン」
    という種類があり、血糖値やコレステロールを下げる効果があります。

  • カルシウム:牛乳の約14倍

    アレルギーなどで乳製品が摂取できない方でも、
    野菜からカルシウム摂取できるという点が優れています

  • 蛋白MAP30:ゴーヤ特有のもの

    ゴーヤ特有という点に注目です。

    がんを抑制する効果があるといわれています。

ゴーヤの驚くべき5つの効能

他の食品と比べても栄養価が高く、
ゴーヤ特有の優れている点があることがわかりました。

ということは、効能もとても期待できます。

次に、ゴーヤの効能にはなにがあるか、
先ほど紹介した4つの栄養素と関連させて見ていきましょう。

美肌効果(ビタミンC)

夏野菜の定番、ゴーヤはビタミンCが豊富で過熱に強いので、
沖縄の名物料理のチャンプルーなどでおいしくいただくことができますね。

さらに、ビタミンCはコラーゲンを生成するので、
美白、美肌、ニキビ予防にも効果を発揮します。

また、ゴーヤのワタは通常捨ててしまうのですが、
卵焼きやみそ汁に入れて食べるとおいしいですよ。

しかも、ビタミンCの量は果肉の1.7倍も多いんです。

夏の日焼けによる、シミやそばかすの予防にも効果的です。

糖尿病予防(モモデルシンとチャランチン)

食物繊維の「モモデルシン」と「チャランチン」に、
血糖値やコレステロール値を下げるため、糖尿病に効果があります。

糖尿病の改善には、ゴーヤ特有のあの苦みが
良いので、この後紹介する「ゴーヤの苦みを抑える方法」はおススメしません。

ダイエット効果(食物繊維)

ゴーヤには、水溶性・不溶性食物繊維が
バランスよく含まれていることで、「便秘の解消」にも効果的です。

さらに、脂質の吸収を防いだり、胃が膨らむことで
満足感を得られ、食べすぎを防ぐことができます。

夏バテ防止(ビタミンC・カルシウム)

ゴーヤは水分が多く、体を冷やす効果があります。
体を冷やして食事をすれば、食欲回復効果も期待できます。

また、モモデルシンが胃腸炎などで傷付いた胃の粘膜を回復させて、
食欲を増進させて疲労回復の効果があります。

カルシウム不足は、自律神経の
アンバンランスによる「不眠症」を引き起こしてしまいます。

自律神経のバランスを整えてくれる、カルシウム効果を期待できます。

ガン予防(蛋白MAP30)

ゴーヤに含まれる蛋白MAP30はガンをやっつける、
ナチュラルキラー細胞を活性化させる効果があるといわれています。

今や、国民病ともいえるガンですが、
野菜でがん予防ができるなんて正直、驚きです。
   

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ゴーヤの苦みを抑える方法(塩ゆで・苦みが減る切り方)

ゴーヤをお料理に使う時は、できれば苦みは押さえたいですよね。

今回は、苦みを抑える方法として2つの方法をご紹介します。

まずは、動画にて「苦みが減る切り方」をご覧ください。

2つ目の方法として、私が鹿児島に住んでいるときに、
鹿児島在住の料理家の方に教わった方法をご紹介します。

鹿児島も沖縄のようにゴーヤが多く生産されていて、
よく食べられているんですよ。

ポイントとしては・・・。

  • スプーンでワタをよく取り除く
  • 薄切りにしたゴーヤに塩を入れた熱湯で短時間(1分前後)でゆでる

この2つのポイントを押さえれば、強い苦み成分を抑えることができます。

この下処理をすれば、あとは、ゴーヤチャンプルーでも、サラダでも、
お味噌汁でも、お浸しでも、何に入れてもおいしく食べることができますよ!

まとめ

健康ブームの昨今、きれいな体を手に入れたいし、ダイエットもしたいし、
健康な体にもなりたいし、と女性の要望はさまざまあります。

その要望をこの「ゴーヤ」一つでかなえられることがわかりました!

ぜひこの夏は、積極的にゴーヤをお食事にとりいれてみてはいかがでしょうか?