新年に、地域や子供会、幼稚園・保育園
などで行われるお餅つき、子どもはたのしみですよね~ ^^

家庭では、12月に餅つきが行われ、
お正月用にと近所に配ったりしますね。

でも市販で売られているお餅なのに、
なぜ?わざわざ餅つきをするのでしょうか?

大人でもよく理解していなのに、子供は疑問に思うでしょう。

子供
ねぇ~何でお餅つきをやるの?

そんな正月恒例のイベント!
お餅つきの疑問や由来について詳しくお伝えします。
   

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餅つきの由来とは?

昔から日本では、餅を食べるのは「ハレの日」と決まっていました。

餅を食べると、神様の霊力が体内に取り込まれ、
生命力を再生・補強できるとされてきました。

昔はお年玉として、ついた餅をみんなに配っていたのですね。

餅は、稲作の伝来とともに、東南アジアからもたらされました。

季節ごとの大事な節目に食べられるのに
なったのは、「鏡餅」が生まれた平安時代からです。

年末・年始の餅つきは、豊饒・家内安全を
歳神様に願い、行われる行事となったのです。

また、そこには「神様へのお供え物」という意味が込められています。

年末にするお餅つき

お正月を迎える準備として、昔から年末に行われてきました。

最初のひと臼が、神様へのお供え物の「鏡餅」になります。

周囲の人に配ることで、地域の繋がり
連携を深める役割もはたしてきました。

また、おせちもそうですが、お正月はあまり
炊事をしないようにたくさん料理を作っておきますね。

鏡餅を作ることも、その一環として行われてきました。

餅つきはいつやるのが理想的?

餅つきは、12月25日から年末までに行います。

  • 26日は「ろくなことがない」
  • 29日は「苦」
  • 31日は「神様をお迎えするのにはあまりにせわしない」

そのような理由から、この3日間は
餅つきを行わないようにする風習があります。

門松やしめ飾りも31日より前に準備しますよね。

しめ飾りと鏡餅っていつから飾るの?意味を知れば大事さがわかるんです。

28日は「末広がりで縁起が良い」ため、特に好まれています。

正月にするお餅つき

では、お正月にするお餅つきにはどんな意味があるのでしょうか?

地域や保育園などで行われるお餅つきは、
松の内があけてからが多いですね。

お正月には、新しい年の福を授けてくれる
神様が、家々に降り立つといわれています。

神様をお迎えするための
行事として、お正月にもお餅つきが行われるのです。

お正月は一年の中でも特に「ハレの日」ですからね。

そして、餅つきは年末にするのが正しいの、それとも正月?と
気になる方がいたと思いますが、両方とも正しいということです。

私の父の場合

私の父は田んぼ作りをしていますが、
あぜで毎年必ずお餅つきが行われます。

旧年いっしょに田んぼ作りをした仲間と、
新年の豊饒を願い交流を深める場となっています。

また、刈り取った稲に小さく切った白やピンク
の餅をさして、一年の五穀豊穣を祈願しています。

それぞれの家に持ち帰って、飾ったり食べたりします。
   

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なぜ杵と臼でつくの?

杵(きね)と臼(うす)は重たいし、準備が大変ですよね。

なぜ、それらを使って餅つきをするのでしょうか?

「つく」という行為は、とても原始的なのです。

一万年以上も前から、人間は石のくぼみに
棒状の石で穀物をついてつぶしていたのですね。

それが現代でも残っているのです。

お餅を丁寧に「つく」ことで、
上から圧力がかかり、餅全体が等しい固さになります。

そして、気泡が押し出され、
弾力のあるもっちりとした歯ごたえになるのです。

私たちは、その味が食べたくて、
手間暇かけてでもお餅つきをしたいのかもしれませんね。

まとめ

市販のお餅のおかげで、一年を通してお餅が食べられますが、
「お餅つき」と聞くと、出かけて行きたくなりますよね~。

あのできたてのほかほかもっちり具合は、
やはり市販のものとは一味違います。

また、餅つきに参加することは、
子供に日本の文化を伝える良い機会です。

杵を持ち上げてお餅をつく感触は、
子供にとっても、たまらないみたいです。

お餅が好きでない子も、一生懸命ついていますよね。

「神様にお供えする」という日本古来の習慣、地域との
連携をはかるという日本人の心があらわれている「お餅つき」

今後も子供たちを通して引き継がれていくことでしょう。