これから赤ちゃんを望む妊活中の人なら、
この「葉酸」という成分のことは気になる人が多いと思います。
女性や妊婦には欠かせないと言われる葉酸ですが、いつ摂取したり、
どの程度の量を摂るべきかは分かりにくい部分も多いですよね。
効率よく摂る時期と量を抑えておきましょう!
今回は、葉酸の過剰摂取は胎児に
悪影響が起きるかどうかを詳しくお伝えします。
葉酸の過剰摂取は胎児に悪影響を及ぼすの?
この栄養素が必要だからということを聞くと積極的に成分を含んだ
食品を調べて食べたり、サプリメントを使おうとする場合も多いですよね。
特に、サプリメントなら的を絞って目的の成分を摂取できるので
迷うことも無いですし、お手軽なのですぐに始めようと思うものです。
私もめまいの症状に悩まされてから、ビタミンサプリを飲んでいます。
ただ葉酸が妊婦に欠かせない成分と言っても、過剰摂取は妊婦さん
自身の身体はもちろんのこと、お腹の赤ちゃんにも良い影響を及ぼしてはくれません。
身近な例を挙げるなら、植物に肥料を与えて特定の
栄養素に偏ると花が咲かなかったり、実が付かなかったり。
そもそも大きくなるはずのものが
全く草丈が伸びてこなかったりすることがあります。
正常に育たない植物は、特定の
成分の過剰摂取による部分も少なくありません。
植物の育ち方で例えましたが、
人間の身体にとっても同じことが言えるのです。
葉酸の過剰摂取による過敏症
お腹の赤ちゃんへの影響は
「喘息の発症率上昇」という数字に現れています。
ですから必要だからと、大量の葉酸を
摂取するのは好ましくない状況を作り出すことになります。
生まれてくる赤ちゃんが喘息で苦しむのは、
赤ちゃんも大変ですし看病するお母さんも大変ですよね。
何よりもお母さん自身が、葉酸の過剰摂取
による過敏症になってしまうこともあります。
- 発熱
- 痒み
- 蕁麻疹
- 呼吸の障害
主に出てくる症状の中には怖い症状も混じっていて、
母体の健康が赤ちゃんの発育に影響するのは誰でも知っていますよね。
妊娠前から葉酸の偏った過剰摂取は注意しておくようにしましょう。
★ 不足するとどうなるの?
反対に葉酸が不足した時のリスクですが、お腹の中での
赤ちゃんの発育が遅れて流産や奇形の可能性が上がるというものです。
お母さんの貧血も悪化するおそれがあるので、
妊婦・胎児ともにより深刻な影響があるといえます。
適度な摂取が欠かせない成分です。
葉酸の摂取はいつからいつまでが正しいの?
妊活を始めるに当たって葉酸の摂取を
考えている人は、妊娠前からの摂取が望ましいです。
時期は妊娠の1ヶ月前がベストで、その後は
「妊娠3ヶ月まで」継続して摂取することを推奨しています。
妊娠3か月目以降はまったくいらないのかというのではなく、
妊婦にとって必要な栄養素ですから、少量でもよいので摂取しておいてくださいね。
飲用は食後に
サプリメントを保護している素材や、
錠剤は意外と頑丈なので胃に結構な負担になります。
説明でも水やぬるま湯で飲むという指示がありますが、ゼラチン質のカプセル
であればぬるま湯で飲むとカプセルが柔らかくなり、飲み込みやすくなりますよ。
食後が一番胃に負担をかけずに摂取できますので、
なるべく空腹時を避けて飲むと負担を減らせます。
妊娠初期のつわりで飲むのが大変な時は、
錠剤を砕いたり粉のものに変えるなど工夫をしてみましょう。
また、葉酸のビタミンB系のサプリで錠剤、粉末を妊娠前から
探しておくようにしておくとつらい時期の切り替えも楽になります。
一日に必要な葉酸の量とは?
- 成人(男女とも)200μg
- 妊婦さん400μg
- 授乳期280μg
ほうれん草は、100gに対して210μgの葉酸が含まれています。
ですから、妊婦さんは400μg必要ですので、
ほうれん草で例えるのなら、5株分の約200g食べる必要があるということですね。
ほうれん草はちょっと・・・苦手という方は
やはり、簡単に摂取できるサプリメントがおススメです。
普通の食事にサプリメントを交えると、
1日に必要な摂取量はだいたいクリア出来てしまうものです。
- 女性の20代で900μg
- 女性の30代で1000μg
1日に1000μgの摂取までで、
抑えておくことが妊婦でも望ましくなります。
この量を越えてしまうと、葉酸の過剰摂取気味となるのは必要摂取量
の数字を見ると妊娠中であっても2倍以上というのでも実感が出来ますよね。
サプリメントを一つ摂って普通の食事をしていれば殆どの場合は、補ってしまえる
という量なのでつわりで思うように食事が出来ない時期に気を遣うくらいでしょう。
まとめ
今回は過剰摂取の時のリスクを主体に
触れてみましたが、不足時のリスクはより深刻です。
過剰摂取にならない量での摂取を心がけて、
葉酸を不足しないように食事を心がけて下さい。
妊活だけでなく日頃からバランスの良い
食事に気をつけて体調の維持に努めましょう!