11月になると佐賀県の唐津市では、盛大なお祭りが開催されます。
16世紀の終わり頃から、
はじまったとされる「唐津くんち」ですね。
今回は、そんな唐津くんちの日程をお伝えします。
2016年は、どのようなスケジュールになるのでしょう?
また、宵山(よいやま)が始まる時間や見どころをご紹介していきますね^^
唐津くんち、2016年の日程
それでは、2016年に開催される
「唐津くんち」のスケジュールをお伝えします!
時間:9:30〜22:00頃(行われる行事によって異なります)
場所:唐津神社(佐賀県唐津市南城内3−13)
問い合わせ先:0955-74-3355(唐津観光協会)
最寄駅:JR唐津駅
日本三大くんちの一つとしても、
よく知られているのがこの「唐津くんち」
くんちとは、九州地方で使われている
「秋祭り」という意味を持つ言葉。
毎年三日間で延べ50万人の方が訪れるという人出の数、
と大きくド迫力の曳山(ひきやま)が見られることで有名な「唐津くんち」
さらに、ここで出される曳山は重要有形民俗文化財に指定されて
おり、お祭り自体は国の重要無形民俗文化財に指定されているんですよ!
11月が、待ち遠しいですね。
佐賀バルーンフェスタ開催中!10月28日(金)〜11月6日(日)
実は、唐津くんちと同じ開催期間中に佐賀市では
「佐賀バルーンフェスタ」が開催されています。
全国からおよそ80万人の観客が訪れるほど人気のあるイベント。
1度に2つも楽しめたりして^^
また、アジア最大級の熱気球大会ということもあり、
この時期には多くの観光客が佐賀県に押し寄せます。
公共交通機関の使用をオススメしますが、
出来るだけ早めの行動を心掛けるようにしましょう!
今年は予定を組んで、唐津くんちと佐賀バルーンフェスタ
の両方を楽しんでみてはいかがでしょうか?
宵山(よいやま)の時間と見どころをご紹介
それでは、この「唐津くんち」の見どころをご紹介します!
なんといっても、見どころはこのイベントで使われる曳山(ひきやま)。
曳山は「漆の一閑張」(うるしのいっかんばり)
という伝統工芸手法で作られます。
主に竹や木で「獅子」「鯱」「兜」「龍」
などの基礎型を作り、そこに和紙をつけ漆を塗り完成。
こうして手間暇かけて作られた大きな曳山は、お囃子の演奏に合わせ
迫力のある曳子の「エンヤ・ヨイサ」などの掛け声とともに町を駆け巡ります。
一度見るだけで、目が離せなくなるほど
鮮やかで大胆な曳山は見逃さないように!
11月2日に行われる「宵山」(よいやま)
この「宵山」というイベントは前夜祭という
意味を持ち、19:30〜22:00の夜間に行われます。
唐津市内の中心である大手口からお囃子の音色と掛け声とともに出発し、
各町から参加している曳山が市内を巡りながら唐津神社を目指します。
14台全ての形が異なるため、色使いなどが各町の
特徴を映すのでそういった視点から見ても楽しいですよ!
そして全曳山が、唐津神社前に
着くと整列させて次の日のために眠らせます。
提灯の灯りで照らされる曳山は、
とても美しく日本らしさを感じますよ!
また、戦争している時代の中でも唐津市内は戦火を
逃れたため、現在でも昔の町の姿を保っている場所が多いのです。
お祭りだけでなく景観まで楽しめるのは「唐津くんち」ならでは!
唐津くんちの歴史
そもそも唐津くんちとは、どのように始まったのでしょうか?
16世紀の終わり頃、旧暦である
9月28日〜9月30日に開催されていました。
暦が変更されると、新暦である
10月28日〜10月30日に開催されるようになります。
そして、1968年頃になると11月2日〜11月4日の間になりました。
元々1661年頃から唐津神社では神輿の御神幸が
行われていましたが、曳山を使うようになったのは1819年から。
ある木彫師が仲間と一緒に獅子を作り唐津神社に奉納したのが
始まりで、その日から60年の間におよそ15台の曳山が作られました。
現在は、残っている14台の曳山を使用し町を盛り上げていますよ。
昭和天皇が病に落ちた時も自粛ムードが広がる中、
波に飲み込まれることなく病気平癒記念ということで開催されました。
また、戦時中は徴兵で行かれた男子達に代わり曳山を引くため、
残っている女性陣が一体となり曳くこともありました。
そんな努力の数々によって、「唐沢くんちの曳山」
は守られ、現在に至るまで受け継がれてきました。
まとめ
迫力のある曳山に負けないくらいの人気を集めるのが曳子のみなさん。
写真を一緒に撮りたい!などと人だかりができることもあるようですね。
こんな見どころ満載のお祭り見逃せません!
楽しいだけじゃなく感動もののお祭りは「唐津くんち」だからです。
ぜひ、今年は足を運んでみてください^^