2月3日の夜にたくさんの家庭から子供の豆まきの声が聞こえてきます!
あなたは毎年節分に豆まきをしますか?我が家は必ずします。
子供たちもこの日ばかりは近所迷惑なんて気に掛けることなく、大声を出して豆まき ♪
その後に食べる豆も、子供にとっては楽しみの一つ。「年の数ね~」といいつつ、その数の何倍も食べてしまっています。困ったものです。トホホ・・・。
季節の行事として、なんとなくやっている豆まき。
子供から豆まきってなぜやるの?こんな質問が来たら答えることが出来ますか?
今年は豆まきの前に、子供に分かりやすく由来を伝えてみませんか?もっと節分を楽しめるかもしれませんよ♪
節分の由来とはなに?
毎年2月3日が節分の日です。
もともとは「季節を分ける」節日を指し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日を節分の日といいました。
日本では、一年の始まりの日として立春が尊ばれ、大晦日と同じように考えられていたため、次第に節分といえば立春の前日を指すようになりました。
節分の日はずっと2月3日ではないということご存知でしたか?
2月3日が節分の日になったのは1985年からで、暦上、2025年ごろから2月4日の日付になる予定です。※2021年からの可能性もあります。
節分になぜ豆まきするの?
古来、日本では立春を一年の始まりと考えていたので、節分の日は今でいう大晦日にあたります。
節分に鬼を追い払う儀式は平安時代に始まった風習で、鬼(悪いもの)を退治して、新しい年を迎えようとしたのですね。
1) 日本では昔から穀物には邪気を払う霊力があると考えられていて、豆の霊力により邪気を払おうとした
2) 豆には「魔滅」という意味があって、鬼にぶつけると追い払う=鬼を滅することができると信じられた
3) 豆には「魔目」という意味もあり、炒った豆を使うことで「魔目を射る」につながり、縁起がいい
節分に豆をまくことは、とても理にかなったことなのですね。
由来を子どもへ伝える方法
- なぜ?鬼に豆をぶつけるの?
- なぜ?年の数だけ豆を食べるの?
子どもは鬼に対して敏感ですから、鬼をやっつける効果があると教えてあげると、はりきって豆まきをしてくれます。
「豆は、魔物を滅ぼす(魔滅)という意味もあって、ぶつけると悪い鬼が家からいなくなるんだよ~。そしたら一年間みんな元気に過ごせるんだよ」と教えてあげましょう。
子どもにとって不思議であり不服でもあるのは、年の数だけ食べることですよね。
必ずと言っていいほど文句が出ます。なんで5個だけ~?
豆は炒った豆(魔目を炒る)を必ず使います。生の豆だと芽は生えてきてしまうため、「魔」から目が出てくるということで、大変縁起が悪いのですね。
なので、邪気を払った炒り豆は、福豆と言います。
「自分の年の数だけ食べて、自分の年齢と同じ福を体の中に入れるんだよ」と教えてあげましょう。
毎年福の数が増えていくというのは、大きくなりたい子供たちにとって嬉しいことですよね。
また、節分の絵本を読んであげると、子どもたちは楽しく節分の由来を理解できます。小さな子どもにもおすすめの絵本は...。
豆をぶつけられて逃げ出した鬼が節分の由来や豆をまく理由を教えてくれます。ユーモラスな絵と語り口が楽しい、紙芝居タイプの絵本。
豆がきらいな理由を、こわいようなおかしいような顔の鬼が自分でしゃべってしまうところがとてもおもしろいです。
普段、人間の家でこっそりのんびり暮らしている鬼一家。明日が節分の日と分かったお父さんお母さん鬼の様子がちょっと変。
壁に貼ってある紙には「にげきりたいそう」の文字。節分の日に何が起こるのでしょうか...。
昼ドラ好きのお母さん鬼、鼻をほじるお父さん鬼と、人間のように暮らす鬼たちに笑いつつも、節分の由来や豆まきの理由が分かる一冊。
年中さんくらいからの読み聞かせにおススメです。
まとめ
子どもにとって良くも悪くも関心の強い行事が「節分の日」
我が子の保育園では、本格的な鬼がやってきて容赦なく子供たちを襲うので、毎年子供たちは大泣き。
今から節分の日を心配して、「絶対保育園行かないから!」とママたちに訴えています。
子どもの心にそれほど恐怖を受け付けられる鬼の威力はすごいものがありますね。
そんな子供たちも、家でやる豆まきは大好きです。怖い鬼は出てこないし、豆は食べられるからです。
由来を知ったら、もっとはりきって豆まきをしてくれそうですね ^ ^
我が家も二袋くらい買って、たくさんまきたいと思います。