お弁当や、作り置きのおかず、気になるのが「衛生面」ですよね。
夏場や梅雨時は特に気になり、変なものを食べてお腹がキュルキュル・・・・
既成品に頼らず、さまざまなものを手作りする方は、
特に、食中毒の症状を知らないと危険なんですよ!
お料理好き、食べることが好きな方は、
それと同じくらい「衛生面」にも注意を払いましょうね。
それでは知らないと怖い食中毒の潜伏期間と対処法
について、詳しく解説しますので一緒に見ていきましょう!
とっても怖い、食中毒の症状!
そもそも「食中毒」とはどういうものなのでしょうか?
では、まずその症状から把握していきましょう!
食中毒の主な症状
- 下痢
- 腹痛
- 嘔吐
- 発熱
が代表的な症状になります。
これらが起こる原因は、細菌やウィルスを含むものを食べてしまったことです。
それらの細菌やウィルスによって症状や、潜伏期間が違います。
潜伏期間の違いについて
それぞれの細菌・ウィルスによって違う、潜伏期間の違いをみてみましょう。
- サルモレラ:鶏卵や肉類が原因
- 潜伏期は1~5日。
下痢や嘔吐などの症状がある。 - 腸炎ビブリオ:生食魚介類が原因
- 潜伏期間は12~24時間。
一般に潜伏期間が短いほど重篤な症状を示す傾向がある。
2~3日で快復に向かう。 - O157:加工食肉製品 水耕野菜が原因
- 潜伏期間は数日。
O157などの腸管出血性大腸菌は3~9日と長い。
他の病原大腸菌の場合は、5~72時間。 - カンピロバクター:肉類が原因
- 潜伏期間は1~10日。
1週間以内で完治。
他の細菌性食中毒と異なり潜伏時間は2~7日と長い。 - セレウス:米などの穀物や香辛料が原因
- 症状は軽く、1~2日で全快。
下痢型は8~16時間、嘔吐型は非常に短く1~数時間で発症。
その他、コレラや赤痢、ノロウイルス等、細菌・ウイルスによって
治る時間や、症状も異なります。
食中毒かもと思った時の対処法
もし「食中毒」かも?!と思った時の処置の仕方をご紹介いたします。
食中毒で最も多い症状は、「下痢や嘔吐」
とてもつらい症状ですが、食中毒に思い当たる節があるのならば、
下痢止め薬などの使用はやめましょう。
薬を使わない方が良い理由
なぜなら、体内に入った細菌が生成した毒素を排出しようとして
下痢・嘔吐している状態なので、薬でそれを止めてしまうのは逆効果。
下痢や嘔吐が続くと、脱水症状を引き起こす可能性があり、
しかも体内の「ミネラル」が失われた状態になりますので、充分な水分補給をしましょう。
その際、冷たいものではなくなるべく常温のもの、
特にポカリスエットなどのミネラル分が多いものがよいでしょう。
脱水症状は単に体の水分だけが失われるのではなく、
同時にミネラル分まで失うので注意が必要です。
症状が改善されない場合には、早めに病院へ行くようにしましょう。
食中毒を防ぐ!「基本の3つ」を気をつけましょう
では、「食中毒」にならないために、
気をつけなくてはならないことを上げていきます。
先ず、細菌をつけない!
当たり前のことですが、手を洗う習慣をつけましょう。
手にはさまざまな雑菌が付着しています。
食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、
しっかり手を洗ってから触りましょう。
次に、食材は低温で保存しましょう。
細菌の多くは「高温多湿」な環境で増殖が活発になります。
しかし、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、
マイナス15℃以下では増殖が停止します。
買ってきた食材などは、早めに冷蔵庫に入れましょう。
冷蔵庫に入れても、ゆっくりと繁殖しますので、
過信しないようにしましょう。
最後に、加熱処理をして食べる。
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。
特に肉料理は中までしっかり火を通すことを心掛けましょう!
中心部を「75℃で1分以上加熱」することが目安です。
まな板や布巾なども、煮沸するなどして熱湯消毒しましょう。
まとめ
気になる食中毒の危険性は少しでも軽減しましょう。
手を洗う・低温で保存・加熱調理。
少しの意識で、細菌やウイルスを寄せ付けません。
特に小さなお子さんがいる家庭は特に注意。
自分の身は自分自身でしっかり守りましょう!!