春になれば山には、旬の食材がニョキニョキ出てきます。

私はたけのこが大好きで、
主人のお父さんが毎年掘ってきてくれます。

アク取りがちょっと大変ですが、春先になると楽しみにしています。

今回は、たけのこの意外な栄養と効能、
さらには食べすぎによる問題について詳しくお伝えします。
   

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たけのこの栄養と効能

以前はそれほど栄養無いんじゃないの?
と思われていた、春を代表する食材の「たけのこ」

実は、女性には嬉しい「食物繊維」がたっぷり入ってるんですよ!

家事をする以外、運動という運動をしない私…
仕事もしていないので子供を2人出産してから体型がもう…(泣)

女性の天敵のような、不安定なお通じにはとても効きます。

お通じがあれば、体は軽くなり、やる気も出て、ダイエットにも効果的!

ワンポイントアドバイス

食物繊維は、大腸がんの予防にもなります。

また、疲労回復に一役買ってくれる栄養素で、
グルタミン酸・チロシン・アスパラギン酸なども含まれています。

あの茹でた時に出る白い粒状の物が、
チロシンですので洗い流したりせず、そのまま調理しましょう。

また、チロシンはドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の大事な元。

脳の活性化に繋がりますので、積極的に食したいですね^^

そしてカリウムも摂取したい大切な栄養素のひとつで、
ナトリウムの排出を促し、むくみや高血圧の予防にもいいですよ。

たけのこを食べ過ぎると起きる問題

そんな素敵な栄養をたくさん含んでいるたけのこ
「いっぱい食べたら健康でいられるんじゃないの?」

と思ってしまうかもしれませんが、ちょっと待って下さい!

食べ過ぎで起こる体調不良があるのをご存知ですか?

  • 胃腸に負担がかかる
  • シミやソバカスが濃くなる
  • 吹き出物が出る
  • お肌が荒れる
  • アレルギーを起こす

起こしやすいのはやはり食物繊維の大量摂取で起こる
腹下しや腹痛、ショウ酸による肌トラブルが最も多い問題です。

ショウ酸は掘ってから時間が立つほど増えるえぐみ成分で、
胃腸やお肌に負担がかかります。

また、コリンやノイリンと呼ばれる成分は
アレルギーを起こしたり、吹き出物の原因です。

どんなに体に良くて、嬉しい成分が入ってるとしても、
やはり摂り過ぎはよくないということですね!
   

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たけのこのおいしい食べ方

食べ過ぎに注意して、美味しく頂くには、まずは下ごしらえが重要!

昔からあるアク抜きは米ぬかを使って茹でる方法ですが、
最近の市場ではわりと新鮮なたけのこも売っていますね。

「朝掘りたけのこ」や「掘りたてたけのこ」などと銘打っている
ものもありますので、買ってきたらすぐアク抜きしちゃいましょう!

たけのこの調理法

① 皮付きのまま茹でますので下処理として、
先端を斜めにカットし、縦に割るように包丁を入れます。
(これは湯が中に入りやすいようにするためなので、身まで達しなくても大丈夫です)

② 米ぬか(なければ米のとぎ汁や生米を一掴みほどでも代用できます)
と下処理をしたたけのこが、かぶるぐらいの水を鍋に入れて、
落し蓋をして強火で沸騰させます(鷹の爪を入れるご家庭もありますね)

③ 沸騰したら弱火にし1時間ほど煮ます
(たけのこの大きさにもよります)

④ たけのこの根元を竹串で差してみて抵抗なく
通れば茹で上がっていますので火を止めましょう。

⑤ すぐ調理したいところですが、そのまま冷めるまで待ちます。

⑥ 冷めたら産毛の付いた皮を剥いて調理します。

旬の時期に向いている食べ方

  • たけのこご飯

    新生活にむけて、やる気を出してくれる
    チロシンを効率よく吸収できるのがブドウ糖を組み合わせること。

    たけのこご飯はベストコンビと言っても良い料理です!

  • 天ぷら

    よくかんで食べることで過食を抑えてくれる役割も果たしてくれます。

    何よりたけのこ本来の歯ごたえや味わいを感じられる
    一品じゃないでしょうか。私は天ぷらが一番好きですね^^

まとめ

アク抜きをしたはずなのに、えぐいたけのこってありますよね。

穂先の柔らかい部分は、美味しくてもおしりの方になると
どうしてもえぐみが気になる場合、バターを使ってみましょう!

えぐみが気になるたけのこを薄くスライスして、
塩コショウで下味をつけ、小麦粉をまぶしてバターで焼きます。

そう、たけのこのムニエルです!バターがえぐみを独特の風味に変身させてくれます。

また、残ったたけのこの煮物のリメイク法として、
たけのこを水洗いしてから薄い酢水に一晩、冷蔵庫で漬け置きます。

水気を拭きとって太めの千切りに。

ごま油で炒め、酒・砂糖・みりん・味噌で味付けをしすりごまをからめて出来上がり。

一度には食べきれない量なら、リメイク法を活用してみてくださいね!