母乳やミルクを赤ちゃんが
欲しがるたびにあげていたけど、そろそろ離乳食?!
初めてのお子さんをもつママには、
適切な開始時期ってわからないものです。
これは赤ちゃんの個性もありますが
、離乳食を開始する時期が違います。
今回は、離乳食の適切な時期について解説したいと思います。
赤ちゃんの離乳食っていつから?開始時期の今と昔
離乳食の開始時期は「5,6カ月頃」から始めるのが理想です。
以前は、離乳食を進める段階について
厚生労働省のガイドラインがありました。
今は子どもによって成長がちがうため、
ママがストレスにならないよう、ゆるやかなものになっています。
具体的には...。
離乳食の開始時期が昔より遅めに
昭和60年ごろは、離乳食を始める時期が4か月から、という人も
多かったのですが、今は5,6カ月からで良いとなっています。
そう、赤ちゃんの体の機能を考えて、6カ月からでも十分なのです。
早すぎると、「作っても食べてくれない~」となることも多いですから、
赤ちゃんの食べる準備が整ってから始めれば良いのなら、ママは気が楽ですね。
離乳食の初期・中期・後期・完了期という区分がなくなった
これは子供にとってもママにとっても大事なことです。
子供にも味付け・固さの好みがあって、「まだ初期だから三部粥で」
と作ったら食べてくれず、七分粥にしたら食べたということもあります。
マニュアル通りにやらずに、「子供はなにが好きだろう?」
と探ってみる方が良いということですね。
離乳食ってなぜ必要?
母乳やミルクには、赤ちゃんにとって必要な栄養が全部含まれています。
たまに「あまり飲んでくれない」という赤ちゃんも
いますが、栄養失調にならずに大きくなっていきますよね。
そのうち、他の栄養素も必要となってくるため、離乳食の出番となります。
昔は「離乳食」という考え方はなく、
大人が自分の歯でかみくだいたものを赤ちゃんにあげていました。
最近では、虫歯がうつるので、「NG」とされていますね。
味付けが濃い食べ物も与えてはいけないことになっています。
現在は、歯が生えておらず消化器官も未発達の赤ちゃんのために、
すりつぶしたり小さく切ったり味付けをうすーくしたり、
大人とは別につくってあげることが推奨されています。
その他にも、「離乳食」にこんな変化が!
ママにとっては、「離乳食」の壁が低い方がいいですよね。
「やらなくてもいい」ことはこんなことです。
離乳前の果汁は必要ない
以前は、母乳やミルク以外の味やスプーンが口に入る感触に
慣れさせるために、離乳食開始前に果汁をあげることが推奨されていました。
しかし、それだとミルクをちゃんと飲んでくれないという
ママの声にこたえて、今は果汁を与えなくてもいいことになっています。
離乳に関しても、大らかに
初めての離乳食。
味に慣れなくて食べてくれない子もいますよね。
そのため、量を決めずに、
「ひとさじ与えてみて様子を見る」ということでよくなりました。
また以前は、離乳食をちゃんと食べて欲しいということで、
早めの離乳が推奨されていましたが、子供の方はそうはいきません。
親子のスキンシップの意味合いも強いので、母乳やミルクは
「欲しがらなくなるまで、あげてもいい」ということになっています。
ママにとっては、あれこれ頭を悩ませなくて良くなって、ありがたいですよね。
まとめ
時代とともに変わる「離乳食」
今は情報が多いからこそ、ママは逆に悩んでしまうかもしれません。
大家族で育った昔は、「離乳食」なんて作っている余裕は
なかったと思いますが、ストレスとも無縁だったのではないでしょうか?
親とは別々に作るというやり方になって悩むことの多くなった離乳食。
「与える量や固さの目安を気にしないで、子供の成長に合わせて」
という方法は、昔の大らかさにもどりつつあるかのようです。
子供の体のためには「6カ月」から始めてみましょう。食べなくてもOK。
必ず慣れてくれますし、「じゃあ、こっちの味付けはどうだ!」
と工夫してみるのも楽しいものですよ。