12月は一年の中で最も行事ごとが多い季節!
クリスマスが終わればすぐにやってくるお正月。
おせち料理の準備や大掃除など大忙しで、きづいたら、もう年末。
お正月飾りを早く出さなきゃ!もしかして遅すぎ?いつから飾るの?
しめ飾りや鏡餅を飾る時期を知らないと、
こういうことにもなりかねませんね。
正月飾りを飾る理想の日と、逆に避けた方がよい日だってあるので、
しっかりとその意味を知ることで大事さが一段と増すことでしょう!
今回は、しめ飾りや鏡餅っていつから飾るの?
さらには、飾り方やその意味までを詳しくお伝えします。
しめ飾りや鏡餅っていつから飾るの?
しめ飾りや鏡餅って何となくの意味であったり、
大体この辺で飾ればいいんじゃない?そんな感じの方もいるかと思います。
そんなんじゃダメダメ!
ちゃんとした意味があるんですよ。それでは説明しますね ^^
お正月の準備は12月23日に始め、
冬至である22日までに済ませるのが理想的とされています。
23日からは拭き掃除、おせちの準備、
正月飾りの購入など正月に向けての準備をします。
しめ飾りはこの日に飾る
しめ飾りや餅をついて飾る日の
理想の日は「12月28日」です!
「八」が末広がりで縁起がいいからです。
次に飾っても良い日は12月30日です。
大掃除などで準備が間に合わないと
いう方は、この日に飾っても大丈夫です。
避けた方がいい日
逆に、避けた方がいい日にちは12月29日です。
「二重苦」につながることや、「9」が「苦」に
ゴロ合わせされるため、縁起の悪い日とされています。
大晦日にあたる31日も、
「一夜限り」と呼ばれ、避けた方がいいです。
歳神様を迎えるには忙しすぎるし、
葬儀の飾りが一夜であることから縁起が悪いとされています。
しめ飾りの意味と飾り方
しめ飾りの意味とは、歳神様をお迎えする神聖な場所を表します。
不浄なものが入って来ないよう、
結界としての役割を果たす意味があります。
その由来は、天照大神が天の岩戸から出た時に、再び入って
しまわないよう、しめ縄で戸をふさいだという日本神話にあるとされています。
しめ飾りは、しめ縄にさまざまな飾りをつけたものです。
いくつか種類があります。
しめ飾りの種類と飾り方
- ごぼう注連
ごぼうのような形をしたしめ縄。
神棚に飾る時は、紙垂をつけます。
神様から見た時に、太い部分が
左側になるように飾ります。(人から見て右) - ごぼう注連+前垂れ
ごぼう注連にワラの垂れをつけ、裏白、紙垂、
譲り葉、橙などを加えたしめ飾り。玄関向きで、西日本でよく見かけられます。
- 玉飾り
太いしめ縄を輪にしたものに、海老や扇など
さまざまな縁起物を加えたものです。東日本でよく見られます。
- 輪飾り
細いしめ縄に縁起物をつけた小型のしめ飾り。
部屋や車の中、トイレや台所などの水回りに飾ります。
鏡餅の意味と飾り方
鏡餅の意味は、丸く平らで
昔の鏡に似ていることから名前がつきました。
天照大神から授かった三種の神器の一つとされていて、
鏡をご神体に見立て、それをお餅で表しています。
鏡餅を大小2段重ねることにより、
太陽と月、陽と陰をあらわしています。
また、円満に年を重ねるという願いも込められています。
鏡餅は年神様へのお供え物であり、年神様が宿るもの
でもあるので、一つといわず二つ以上置いてもいいのです。
鏡餅の飾り方
飾り方は、三方(神前に供える時に使う台)に奉書紙を敷き、
裏白、御幣の上に餅をのせます。その上に昆布、橙の順に重ねるのが一般的です。
大きな鏡餅は、床の間へ。
小さなものは神棚や仏壇にお供えします。
床の間がない場合は、みんなが集まるリビングで大丈夫です。
神聖な場所にお迎えするのですから、音の出るテレビのわきや
床に近い場所ではなく、本棚やリビングボードの上などに飾りましょう!
まとめ
日々の忙しさで、お正月を迎える
準備が整わない!という方は多いかと思います。
年神様をきちんと迎えるという意味を思い起こすと、早めに
準備をして心落ち着けて正月を迎えたいという気もちになりますね。
正月事初めは12月13日なので、その頃から
掃除を初め、気持ちをお正月に向けていきましょう。
22日には掃除を終え、正月準備。
そして12月28日に正月飾りを
飾って、新たな気もちで新年を迎えましょう!