仏様の供養をする「お彼岸」の時期と言えばお墓参り。
お墓のお掃除・お供え物の用意、自身の帰省の用意、
予定の調整など、何かとあわただしい時期ですよね。
例えば・・・。
仏様のお墓のある場所が遠くてなかなか行けない、
忙しくてどうしてもお彼岸の帰還に帰省できない…。
そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、お彼岸にお墓参りに
行けない際の3つの対処法をご紹介します。
対処法① 期間中より早い時期にお墓参りに行く
どうしてもお彼岸に都合がつかない場合、
できたら期間より早めの時期にお墓にお参りに行きましょう。
故人に、忘れてはいません・大事にして
いますと、尊ぶ気持ちを示すことができます。
もし、期間より前にお参りに行くことがむずかしいならば、
「お盆・お正月」に帰省した時にしっかりお参りしておきましょう。
お花や、お供え物を送る
お彼岸期間中にお墓に行けないようなら、
お供えするお花や、お菓子などを送るのも一つの方法です。
ネットでもお供えの花が注文できるので、忙しい方でも送りやすいです。
お菓子の場合、日持ちがして、小袋に分けてあるものが良いですね。
例えば、おせんべい・かりんとう等、
届いてからすぐに食べなくても良いものにしましょう。
ただ、はじめに無理をしてしまうと今後が大変になってしまいます。
「忘れていません」「行けなくてすみません」
その気持ちがこもっているのであれば、充分です。
対処法② 「行けなくて申し訳ありません」と連絡する
お彼岸期間に帰省できず、
気にすることは、旦那さんの実家に対する対応ですよね。
「どうして帰ってこないの?」と言われる前に、先手を打つことが大事です。
「今年はどうしても日程が合わず、申し訳ありません」
「お盆・お正月にはお墓参りします」と、事前に連絡を入れておくと安心です。
可能なら、旦那さんサイドからも連絡を入れてもらいましょう。
さらに、先にお話ししたように、贈り物の手配も忘れずに!
嫁から一言、息子から一言、
連絡があれば、きっと納得してくれるでしょう。
そもそも、仏様を尊ぶためのお彼岸ですから、
大切にする気持ちがあったら充分です。
ご自身でけじめをつけて、お盆・お正月に
気持ちを込めてお墓参りをすれば特に問題はありません。
対処法③ お墓参りの代行会社を使う
お家に仏壇がある場合は、仏壇のお掃除をして手を合わせましょう。
それだけでだいぶ気持ちがちがいます。
やはり、お墓参りに行きたいけどどうしてもいけない
場合などあると思いますが、そんな場合は代行会社を利用すると便利です。
お値段もお手頃で年に2回コース、
4回コースなどさまざまなプランを選ぶことができます。
一般的にはスタンダードコース(13,000円)は、
「通常のお墓参り+簡単なお掃除」
ライトプラン(7,000円)では、
お花・お線香をお供えするプランがあります。
このように仕事の都合で、お墓参りが
できない場合などは代行会社など利用するのもよいでしょう!
いつお墓参りをするのが正しいの?
ここむすが137名を対象に「どんな時にお墓参りに行きますか?」という
アンケートを取った結果86%の方が「お盆」に行くとの回答がありました。
その次に多いのが、「春や秋のお彼岸」という結果に。
引用元:ここむす
そもそもお墓参りはいつしたら良いのでしょうか?
普段のお参りは、本人の心次第ですので特に決まりはありません。
都合の良い時でよいのです。
ただ、「お彼岸や命日」は欠かせないようです。
お彼岸は、ご先祖さまや自然に
感謝をささげる仏道精進の期間で日本独自の仏教行事です。
そして、彼岸(ひがん)は西に、此岸(しがん)は東にあるとされています。
太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、彼岸と此岸が
もっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになりました。
- 春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日、合計7日間です。
- 秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日、合計7日間です。
まとめ
なかなか忙しくてお彼岸にお墓参りにいけない、
そんなときも、仏様を尊ぶ気持ちを一番に考えることが大事です。
きっとご先祖様もわかってくれます。
尊ぶ気持ちを大切にし、お墓参りをできるときは、
行けなかった分まで丁寧にお参りしましょう。