繰り返す痒みと戦っているお子さんの姿、見ていられませんよね(泣)
特定の物を食べたり、過度のストレスがかかると痒くなるなどの
症状があるなら、それは「アトピー性皮膚炎」かも知れません…。
ただし、簡単には語れないのがこの皮膚炎の特徴と言えます。
今回は、アトピーはストレスや食事に影響されるのか、
さらには、気になる効果的な治し方についても詳しくお伝えします。
アトピーとストレスとの関係(乳幼児と小学生の違い)
子供は大人と違いストレスを感じる部分が
少し違いますが、同等のストレスを感じています。
では、乳幼児と小学生についてのストレスの
かかり方について詳しく見ていきたいと思います。
例えば乳幼児であれば・・・。
- 気持ちよさそうに寝ている所を急に起こしてしまう
- おむつが濡れているのに気づかない
- 突然、大きな声でしゃべり出す
- 部屋の室温が一定ではない
などなど、子供にとっては意外とストレスがかかっているんですよ!!
乳幼児は言葉が話せない分、母親がしっかりと赤ちゃんの
ことを気遣うことでストレスを軽減させてあげることができます。
当然ですが、子供が大きくなるにつれて抱えるストレスも変わってきます。
例えば小学生であれば・・・。
- 学校生活や同級生との関係
- 成績が思うように上がらない
- 給食による好き嫌い(偏食)
- 親の都合による転校
などなど、大きくなるにつれて抱える悩みやストレスは増えてくる一方、
子供ながらに親に心配をかけないようにと思う子供心
このようにアトピーは、抱える
ストレスの大きさにより症状が悪化する場合もあります。
ですから、子供の変化に親がどれだけ
早く気づいてあげるかだけでも症状は緩和していきます。
ストレスの他にもアトピー性皮膚炎の主な原因…というよりも、
なりやすい人、あるいはなる可能性がある人とは共通項があります。
- アトピー性皮膚炎・喘息・花粉症・アレルギー性鼻炎・
食物アレルギーなどの人が家族の中にいる場合。 - 本人がかかったことがある場合。
いずれもアレルギーを起こしやすい体質を持っていると考えられます。
これを「アトピー素因」と呼びます。
★ ストレスによる体の変化
人間の体はストレスを強く感じると体の緊張が増し、
自律神経(交感神経)が優位に働き血管が収縮し血流の流れが悪くなります。
それに伴い内臓の働きが鈍くなり、排せつ効果が減少します。
要はストレスがかかることで、体に不要な毒素を体外に
排せつできず貯まることで、体は別の場所から排せつ行為を始めます。
それが肌の炎症です。
例えばこんなことって体験したことないですか?
ターニングポイントに立つと、ストレスから皮膚の弱い部分に痒みが生じ、
湿疹ができ、落ち着いてくると症状は緩和されてたりしませんか?
これがストレスからくるアトピーに関係性が高いと感じます。
アトピーと食事との関係
特に肌の問題は「腸内環境」がよくなれば、
自然と改善されるといわれるので「アトピーと食事」との関係は非常に重要です。
アトピーを改善させるためのポイントをご紹介します。
- 味噌や醤油などの発酵食品
- サラダ油は避け、オリーブオイルや亜麻仁油に変える
- 動物性脂質(肉や乳製品)を控える
- 普段の食事を洋食から和食に変更する
- 加工食品・レトルト食品を食べない
- 食物繊維を多く取り入れる(ひじき・わかめ・のり)1日の摂取量は約10グラム
食事は体を作る源ですので「暴飲暴食・偏食」
など普段から体には気を使ってあげましょう!
アトピー性皮膚炎を理解する
まずは「アトピー性皮膚炎」を治すには、
その疾患をしっかりと理解する必要があります。
アトピーは様々な原因により
発症する、自己免疫疾患の皮膚症状と言われます。
自己免疫疾患とは?
正常であれば異物が身体の中に侵入すると、
免疫がそれを感知し排除するために働きます。
しかし、何らかの異常で、自分自身の
正常な細胞や組織にまで攻撃をしてしまう疾患です。
引用元:サルでもわかる子宮がんワクチン
アトピーという言葉は耳にする機会が多いですが、
そのアトピーが差す意味とは何か?
アトピーとは何なのか?
ギリシャ語で「場所が不特定」という意味を持つこの言葉は、
「遺伝的素因を持つ人に現れる即時型アレルギーに基づく病気」
に対して名付けられたと言われています。
要するに、アレルギー反応の中でも湿疹などの
皮膚の炎症が症状として現れる過敏症のひとつです。
しかも、この湿疹や痒みは
良くなったり悪くなったりを繰り返す、厄介な疾患!
慢性化しやすい皮膚の炎症の病気ですので、
治癒するには時間がかかること!
また、小児時期のものが治っても、成人してから
再発する可能性もあるということを頭に置いておくといいですね。
★ 主な症状としては
- おでこや、目や口、耳の周辺、首、わき、
手足の関節部分の内側に症状が出やすい。 - 赤みがあったり、じゅくじゅくして掻くと液体が出てくる。
- 皮がむけたり、長期に渡ると皮膚がゴワゴワして盛り上がる。
- 左右対称に出来ることが多い。
よく、汗をかく部位に出やすいとか言いますね。
とにかく痒くて掻きむしることが多いです。
効果的な治し方とは?
アトピーを治す最も効果的な方法とは?
- ストレスがかからない生活環境を作る
- アレルゲンの除去(ダニ・カビ・ハウスダスト)
- 毎日の肌ケア
- 規則正しい生活
- バランスの取れた食事
アトピーの大敵は乾燥です
また皮膚へのケアですが、乾燥は経験上、大敵です!
お風呂あがりは必ず保湿を。体を拭いたらすぐですよ。
湯上り時は5分で潤い成分が逃げてしまう
そうなので、なるべく早く保湿剤でフタをしてあげて下さい。
個人差がありますが、お子さんでしたら白色ワセリンや
馬油などが添加物など入っていないので使いやすいと思います。
痒みがあるときは、炎症を抑える
必要がありますので、「皮膚科」にかかるのが望ましいです。
処方されたお薬を用法にしたがって使用し、
もし緩和されないようなら早めに相談に行きましょう。
掻きむしりから刺激を受け、さらにひどくなる痒み…
小児時期は特に、我慢できないとどうしても掻いてしまうので、
寝不足になったり、精神的にストレスが増えたりと悪循環になります。
まとめ
ひどい人は季節問わず、
痒みと戦わなければならなくなるアトピー性皮膚炎。
お子さんがアレルギー体質なら、なおさら気をつけてあげましょう。
息子は、今では多量摂取しない限り、出なくなっていた
牛乳でのアレルギー反応がいつも使用している
コップの半量ほど飲んで突如現れたのにはびっくりしました。
虫刺されのような結構大きな湿疹。
以前、小児科で診て頂いてたのですぐわかったのですが、
治ったように見えても病床後で体力が低下していたり、
精神的な疲れが溜まっていたりなどすると体にはすぐ現れるんですね。
1週間ほどたち、その時飲んだ量の牛乳では出なくなり、
今はホッとしています ^^
デリケートな皮膚炎なので、日々の生活をしっかり見てあげたいですね。