今日は日差しが強くないから熱中症は大丈夫みたいね。

そう思ったあなたその考えが危険なんです。

熱中症にかかる原因は温度だけだと勘違いしがち。

実はあまり暑くない日でも、
湿度が高いと熱中症になってしまう可能性があるのです。

今回は、熱中症の原因と予防について詳しくお伝えします。
   

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熱中症の主な原因は温度だけじゃない!

夏の炎天下やクーラーの効いていない室内など高温の場所に居続けると、
めまいがしたり気分が悪くなったりすることがありませんか? 

熱中症は高温の環境下で起こりやすいのですが、
それは身体の体温調節のためにかいた「汗」が原因。

人間は汗をかいて気化熱を発生させて身体の体温を下げています。

しかし汗をかきすぎると、体内の水分や塩分(ナトリウム)などが
不足してしまい、これ以上の汗がかけなくなってしまいます。

汗がかけずに体温がどんどん上昇すると自律神経が混乱を起こし、
めまいや頭痛、吐き気などの熱中症にかかってしまうのです。

自律神経失調症の症状を一発チェック!受診するなら何科?

症状が出た時には、すぐに病院を受診することをおススメします。

熱中症は暑くなくてもかかってしまう

「じゃあ、暑くない部屋にいればいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、
暑さだけ気を付けていれば良いわけではありません。

熱中症は多湿状態でもかかりやすく、
近年では真夏ほど暑くない梅雨時期に熱中症にかかる人が増えています。

梅雨に熱中症が多い理由!対策すべき3つのポイントとは?

暑さ以上に湿度にも注意を払う必要があったんですね。

なぜ多湿状態だと熱中症にかかってしまうの?

湿度が高い時、気温はそれほど高くなくてもすっきりしない
暑さが続くように感じませんか?

湿度が高いと、汗をかいても流れ落ちるばかりで、なかなか蒸発しません。

蒸発しないと気化熱が発生しないので、身体にはどんどん熱がたまってしまいます。

でも、肌やのどは湿度のせいでさほど乾いていると感じられず、
水分や塩分を摂るのを怠ってしまいがち。

このような現象が起きることで体温は上昇し、熱中症にかかってしまうのです。

湿度が75%を超える日や室内にいるときは、
エアコンのドライ機能や除湿機を使って湿度を下げたり、
扇風機で空気の循環を良くしたりするなどの対策をとりましょう。

簡単にできる熱中症予防チェック

室内に温度計と湿度計を置いても、チェックするのを忘れてしまうと、
気が付いた時には熱中症にかかっていた、なんてことになりかねません。

また、遊びに夢中になってしまう子供や旅行などの外出時は、
温度・湿度をこまめにチェックするのは難しいです。

そんな時に便利なのが日本気象協会監修の熱中指標計「見守りっち」です。

見守りっちは温度・湿度を10分おきに計測し、
指標ランクを5段階のLEDライトで表示します。

さらに、指標ランクが「厳重警戒」「危険」になると
警戒ブザーで知らせてくれます。

携帯型と置型があり、携帯型には子供も喜ぶ「ガリガリ君」コラボ商品もあります。

まとめ

熱中症は一度かかると癖になり、何度も発症するといわれています。

特に、お年寄りは体温調節機能が鈍かったり衰えたりすることで、
知らない間に熱中症になる危険があります。

その主な原因は室内に居ても、エアコンを付けないのが理由とされています。

熱中症になる高齢者が急増中!エアコンをつけない本当の理由とは?

暑いと思ったらエアコンをつけて温度・湿度に注意し、
汗をかいたら喉が渇く前に、こまめに水分・塩分補給をするようにしましょう。