三大夏風邪の一つである「ヘルパンギーナ」
大人が感染すると重症化しやすいのが厄介な感染病。
お子さんの看病中に感染しやすいので注意が必要なんですよ!
でも、初期症状って咳それとも下痢?
今回は、このヘルパンギーナの
初期症状からおススメの予防法まで詳しくお伝えします。
ヘルパンギーナの初期症状とは?
ヘルパンギーナとは、子供が多くかかる
ウイルス性感染症で、6月頃〜8月頃に流行しやすい傾向にあります。
病原体は「コクサッキーウイルス」といい、
高温多湿になる夏に多く繁殖するのです。
実は、プール熱と同じ夏風邪の一種で、
大人に感染しやすいのがヘルパンギーナの特徴です。
プール熱も同様に大人に感染しやすいので注意が必要です。
この「ヘルパンギーナ」という病気は大人が感染すると、重症化
しやすいといわれていて、熱がなかなか下がらないということもあります。
では、大人が感染した場合の初期症状はどんなものがあるのでしょうか?
ヘルパンギーナに感染しても、まず数日間は症状は出ません。
ヘルパンギーナの潜伏期間
潜伏期間は、およそ2日〜1週間ほど。
数日が経った頃、突然の高熱や口の中に水泡が出来始めるのです。
![](https://info-rush.com/wp-content/uploads/2016/06/herupanbi-na.png)
引用元: Japan Sick Childcare Association
また、夏風邪のウイルスは腸内で
繁殖してしまうため腹痛や下痢を伴います。
あれ、初期症状に咳は無いの?と思った方は多いでしょう。
しかし、ヘルパンギーナが原因で咳が出ることはありません。
ただ、免疫力が低下してしまうため、
風邪を併発し咳が出ることもあるので注意しましょう。
この病気の一番厄介なところが口の中の水泡。
一度出来始めるといくつも出来るほか、
「飲む・食べる」という行為が嫌になるほど痛むのです。
ヘルパンギーナの主な感染経路
それでは、どのようにして感染してしまうのかお伝えします。
主な感染経路は三つで、「飛沫感染と接触感染と糞口感染」
患者がくしゃみや咳をしたときや手に触れたときに感染します。
また、共有して使っているものがあると、
特に感染度が上がってしまうので注意してください。
大人が感染してしまう原因は、お子さんの看病。
便などからも感染してしまうため、オムツ替えを
したら感染してしまったということも少なくありません。
ヘルパンギーナの予防法
感染しないためにも、しっかりとした予防をすることが大切!
- 看病するときは手袋をすること。
- 外出したり、お子さんの看病をしたときはこまめに手を洗うこと。
- 患者と食器やタオルを共有しないこと。
- 常に規則正しい生活を心掛けること。
病原体には、アルコールに対する耐性が備わって
いるため、いくら消毒をしても残念ながら意味がありません。
そんな中、素手で看病してしまうと、
病原体は死滅せずあなたの口に入ってしまう可能性が高まります。
ウイルス除菌にはキエルキンがおススメ!
そんな中、私がおススメする除菌は「キエルキン」という
ヘルパンギーナだけではなく多種多様なウイルスに対応できます。
初めてこのキエルキンという言葉を聞いた方も多いでしょう。
噴霧・除菌を行ったら感染者がほとんどでなかったという結果が出ています。
ヘルパンギーナにも同様の効果があると、
実際に私が問い合わせて聞いたので間違いありません。
除菌効果が高いのもちろんのこと、
飲んでも安全というところが小さな子供を持っている親は安心できますね。
ヘルパンギーナで子供を看病しているのに、両親も
同じ病気になってしまったら看病するのも難しくなってしまいます。
しっかりとキエルキンで予防・対策を
することで重大な問題を起こす前に防ぐことができますね。
ヘルパンギーナに対する治療法はあるの?
根本的な治療法はなく、
喉の痛みがあるなら鎮痛剤くらいの感覚でしかありません。
しかし、口の中に出来てしまった水泡は
破れてしまうと、ひどい痛みに襲われます。
こうなると、ご飯を食べるのも飲み物を飲むのも辛いのです。
かといって、何も食べないとなると免疫力は低下し熱がなかなか下がらず、
髄膜炎を併発してしまったり、風邪を併発する恐れもあります。
そこで、オススメしたいのがゼリーやおかゆの上澄みなどの流動食。
![](https://info-rush.com/wp-content/uploads/2016/06/okayu.png)
喉や口内に出来るだけ負担をかけないようにしましょう。
治療法が無いものの、病院に行き診てもらうのは大切ですよ!
正しい診断結果により、正しく処方された
薬を飲むことで最低限の症状や痛みで治ることもあります。
大人の場合は、子供よりも重症化しやすく
長引きやすいので、少しでも疑いがあるなら早めに内科で受診しましょう。
仕事や学校には行っても大丈夫?
ヘルパンギーナに関しては、子供でも
学校保健法による規定は無く出席停止になることはありません。
しかし、大人も子供も医師に出席・出社を止められる場合がありますので、
そういった場合には無理をせずお家で安静にしましょう。
主な症状が治まったから、
ウイルスが体内から消えたのかというと、それは間違いです。
症状が落ち着いてから、「およそ1ヶ月」は
腸内に存在するため、便にはウイルスがたくさんいる状態になります。
油断出来ないので、まわりへの配慮が必要ですよ。
まとめ
ヘルパンギーナの初期症状を分かっていただけましたか?
夏場は特に免疫力が低下してしまうので、それでなくても様々な
感染病にかかりやすくなるというのに、ウイルスが活発化してしまうなんて・・・。
十分な睡眠と十分な栄養を取って、夏の暑さにも負けない体づくりをしましょう!