毎年10月31日に行われる「ハロウィン」はすっかり日本に
定着し、子どもたちにも人気のあるイベントとなっています。

うちの子供たちもこの日ばかりは、大はしゃぎ。

だけど、小さな子どもたちにとってこの日はただの
仮装してお菓子をもらう日になっているのも事実。

親としては「いやいや、もっと奥深いんだよ~!」って伝えたい
のだが、ハロウィンのことを詳しく説明できる親って早々いないはず。

そんな時は、絵本でわかりやすく読み聞かせるのが一番!なんです。
絵本で読み聞かせることによって自分自身も学べるし、子供にも
ハロウィンの魅力を伝えることができるので、まさに「一石二鳥」

今回は、数あるハロウィン絵本から、お母さんも
小学生の子供たちも楽しめる、おすすめの絵本をご紹介します。
   

Sponsored Link

日本で初めてのハロウィン絵本 『ハロウィンって なぁ~に?』主婦の友社・クリステル・デモワノー作

ちびっこ魔女のビビが「ハロウィンってなぁ~に?」
と疑問を持つところからお話が始まります。

おばあちゃんにやさしく由来を教えてもらって、始まりは悪霊を
追い払う行事だったのが、だんだん子どものお祭りに変化したことを知ります。

かぼちゃのランタンやタルトの作り方、吸血鬼やガイコツ、
魔法使いに変身する方法なども載っていて、子どもたちの興味をそそります。

準備ができたらお菓子をもらいに出かけましょう!
ハロウィンをとことん楽しめる絵本です。

古きよきアメリカン・テイスト 『パンプキン・ムーンシャイン』KADOKAWAメディアファクトリー

スケッチ風の上品な画風にファンも多い、
ターシャ・テューダーさんのデビュー作です。

おばけも魔女も出てこない、怖くないハロウィン絵本なのですが、そういう
絵本ってありそうでないですよね。女の子シルヴィー・アンが、
かぼちゃちょうちんを作ろうと、かぼちゃを探しに行きます。

見つけた後、転がしていくたびに騒動が。家にぶつかって
やっと止まったかぼちゃを使って、おじいさんとちょうちんを作るお話です。

純粋にハロウィンを楽しむ子どもの様子を、やさしい目でつづった
ステキな絵本です。ちなみに「パンプキン・ムーンシャイン」
というのは、「かぼちゃちょうちん」

このふんわりとしたやわらかな語感は、
子どもたちの感性に深く入り込むことでしょう。

これぞ本場のハロウィン 「おさるのジョージ ハロウィン・パーティーにいく」岩波書店

M.レイ/H.Aレイ夫妻の人気シリーズの一作です。

「アメリカのハロウィン・パーティってこんな風」と、
私たちが持っているイメージを壊さない楽しい内容です。

仮装をしたりゲームをしたり。

その仮装がおばけだけじゃなく、カウボーイやピエロ、宇宙服でも
いいなんて、目からうろこですよね。リンゴくわえゲームというものが、
存在するのも「へぇ~!」という感じです。

パーティーでもジョージは大暴れ。

いたずら好きの子どもたちの欲求を、思う存分満たしてくれています。
海外のハロウィン・パーティの様子を、
小さな子どもたちにもきちんと伝えてくれるステキな絵本です。

子供に集中して絵本を聞いてもらうためのテクニック

よりお子さんに臨場感をもって
聞いてもらう為にも「読み聞かせのコツ」をお話しします。

読み手が棒読みで感情が入っていなければ、聞いてくれている子供たちは
完全に飽きてしまいます。そうならないためにも絵本を普通に読むのではなく、
抑揚(よくよう)をつけることで子供が絵本の世界へ入りこみます。

では、どのような感じで絵本を読んでいるのか動画にて確認をしてみましょう!

いかがでしたか?ちょっとした工夫をするだけで、ただの絵本が臨場感
あふれる子供ミュージアムに早変わり!さらには、読み手がハロウィン
衣装を身につける事で場の雰囲気を盛り上げることができます。

まとめ

ハロウィンって怖いおばけに仮装してお菓子をもらう
だけじゃないんだぞ、ということがよく分かる絵本を選んでみました。

私はアメリカでハロウィンを経験しているのですが、本場のハロウィンって
本当に” ワクワク ” するのです。家やお店のあちこちに、ナイフでくり
ぬかれたおばけパンプキンが置かれていて、窓には装飾がされていて。

大人も子どもも仮装して街を歩いていて……。

だれもが喜んで参加するこの日は、まるで街中が魔法にかかったみたい。
ハロウィンだけは本場にかなわない、って正直思います。だからこそ、
そんな雰囲気を存分に伝えてくれる絵本を選んで、
子どもたちにハロウィンのことをもっと知ってもらいましょう!

10月31日が来るのが、
今までよりももっと待ち遠しくなるはずです。