小さいお子さんがいる家庭では、
インフルエンザが流行し始めると家族内での感染が心配ですよね。
インフルエンザウイルスは、増殖力が強く脳内にウイルスが
侵入すれば「インフルエンザ脳症・脳炎」を発症してまうこともあります。
そうならないためにも、まずは
インフルエンザに対する「知識や対処法」が大事です。
今回は、インフルエンザの潜伏期間と
家族にうつるタイミングについて詳しくお伝えします。
インフルエンザの潜伏期間とは?
発熱や気だるさなど、重い風邪になったのかなと勘違いしやすいインフルエンザ。
インフルエンザの流行時期には予防対策も
必要ですが、まずは潜伏期間などを知ることが大切。
それでは、インフルエンザの潜伏期間について見て行きましょう。
潜伏期間とは、ウイルスに感染
してから身体に症状が出るまでの期間のこと。
インフルエンザウイルスの潜伏期間は、一般的に1〜3日と言われています。
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これは、他のウイルスに比べ比較的短い期間
ですが、それだけ増殖能力が高いウイルスだと言えますね。
実は、体内にインフルエンザウイルスが
1個入ってから24時間ほどで100万個に増殖。
そのため、急に高熱などの重い症状が発症してしまうんです。
個人差はありますが、症状が治るのは
潜伏期間を過ぎて(発症)から10日前後でしょう。
潜伏期間中のウイルスは何しているの?
潜伏期間中のウイルスは、必死に
自分のコピーを体内につくり増殖しているのです。
体内に入ると、喉と肺の入り口付近の
粘膜に付着しそこから細胞に入り込んでいきます。
細胞までに入る時間はおよそ20分ほど。
細胞内に入ると自分から分裂・増殖させることが出来ないので、他の細胞
に感染させ新たな細胞にコピーさせて驚異的な速さでウイルスを増やします。
こうして、ウイルスが増えると次第に自覚症状が出てくるんです。
知らない間に、体の中でこのようなことが起きていたなんて・・・。
恐るべきインフルエンザウイルス。
インフルエンザが家族にうつるタイミングとは?
インフルエンザがうつるタイミングは全部で3つ。
各感染経路について解説していきますね。
![](https://info-rush.com/wp-content/uploads/2016/08/training-c6.gif)
引用元:役に立つ薬の情報
① 飛沫感染
咳やくしゃみによってウイルスが飛ぶことで、
口や鼻から吸い込み感染するほか、目の粘膜からも感染するんです。
1回の咳では10万個、1回のくしゃみでは200万個ほど
ウイルスが排出され、それぞれの飛距離は2m以上。
![](https://info-rush.com/wp-content/uploads/2016/08/masuku05.jpg)
このようなタイミングでの感染を防ぐためには、
感染者のマスク着用や部屋の拭き掃除が必要ですよ!
また、感染者だけでなく予防のために
マスクをするだけでも感染率を抑えることができます。
② 空気感染
咳やくしゃみなどによって排出されたウイルスが
空気中に舞ってしまうため口や鼻から吸い込み感染します。
インフルエンザウイルスはとても小さな粒子(0.1μm)
のため、長時間空気中に浮いている状態になってしまうのです。
スギ花粉の大きさが30.0μm(マイクロメートル)ということで、
いかにインフルエンザウイルスが小さなものであるということがわかります。
インフルエンザウイルスにかからないためにマスクをする場合は、
0.1μmの物質を遮断できるマスクを着用することで防ぐことができます。
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また、通気性が悪い部屋だったり低温で空気が
乾燥している時期は、ウイルスの感染力が落ちにくいので注意が必要!
また、トイレで排泄物を流す時に飛んだ水などがあると空気感染しやすいのです。
ですから、感染している方がトイレに行った後は、
マスクと手袋を装着して全体を濡れ雑巾で拭き取りましょう。
トイレの後処理をしない方が多く、トイレ経由で感染してしまう方が多いです。
③ 接触感染
ウイルスを持っている人の手や服のほか、ドアノブや
お皿に触れ不意に口や鼻などに手を持っていくと感染します。
例えば家族内で、お皿や食べ物などを共有してしまうと感染してしまいます。
★ インフルエンザの感染力が強まる時期は?
① 潜伏期間中
潜伏期間中は、体内にウイルスが
あるものの自覚症状が現れない期間でもあります。
そのため、この期間は十分に感染する可能性があるんです。
また、潜伏期間をすぎてもウイルスは活発に働き
増殖を続けるため、ウイルスを外部に出してしまう量は特に増えます。
② 発症から1〜3日間
潜伏期間を過ぎ、発症をしてから1〜3日は
排出量もピークを迎えるのでより感染力が強くなってしまうんです。
インフルエンザにうつってしまった場合の対処法
インフルエンザにうつってしまったのに、
風邪と同じ対処法をしても効き目はありません。
では、インフルエンザはどのように対処したらいいのでしょうか?
インフルエンザは合併症を
引き起こす可能性が、風邪よりも高いので注意が必要です。
まず、うつってしまったと思ったら焦らず十分に休養を取る事!
身体を休めて安静にしておきましょう。
また、ウイルスが増殖する
タイミングを見計らって医師の診断を受けることです。
インフルエンザが子供に感染!検査のタイミングと費用はいくらなの?
子供がインフルエンザにかかってしまった場合は、
インフルエンザ脳炎や脳症などの恐れがあるので早めの対応をしてくださいね。
症状別の対処法
病院が開いていない時間だったり
お休みの場合は自宅で出来る限りのケアをしましょう。
① 発熱のとき
高熱が出てしまっている場合には、
布団を掛けて体をより温めないようにしてください。
汗をかいたらこまめに着替えるなどして、体を冷やさないようにしましょう。
② 咳、喉が痛いとき
咳や喉の痛みがあるときはマスクを着用して、
喉の乾燥を防ぐことと喉を冷やさないようにしましょう。
まとめ
家族がインフルエンザになってしまったら、まずは自分が免疫力を
低下させないためにも疲れを溜めないことと規則正しい生活が必要です。
また、正しい対処をして合併症を引き起こさないようにすることも大切。
しかし!まずは感染しないように、手洗いうがいを心がけましょう!