最近元気が出ない、何をするにも億劫でしょうがない、
特にこれといった原因は思い浮かばないけれど、なんだか体調が悪い。

もしかしたら、梅雨の時期に出るうつの症状かもしれません。

厚生労働省が実施している患者調査によると、
2016年の時点で110万人以上の人がうつの症状
悩んでいるという結果が出ています。

では、梅雨の時期に出るうつとはどのようなものなのでしょうか?

原因と対策について詳しくお伝えします。
   

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梅雨時に出るうつの症状とは?

梅雨の時期に出るうつの主な症状には、こんなものがあります。

  • 食欲不振、寝つきが悪く眠れない
  • 慢性的な体のだるさ
  • 何をやっても心の底から楽しめない
  • 元気がなく気分が落ち込む

体調不良で内科に行っても、特に原因が見つからないと言われるような状態です。

実際問題、うつを治す立場のお医者さんであっても例外ではありません。

勤務医全体の約8.7%がうつの疑いがあると、結果が出ているほどです。

体調不良を引き起こす原因

体調不良を引き起こす原因は様々なものが考えられます。

皆さんもご存知の通り、梅雨の時期には低気圧がやってきます。

雨が降る日は古傷が傷みだすと言われているように、
うつの症状も気圧の変化によって現れることがあるのです。

湿度の高さも体調不良の一因

人が快適と感じる夏の湿度は約55~65%です。

しかし、梅雨の時期には毎日80%を超える湿度の日が続き、
不快感の元となります。

また、日照時間の少なさもあげられます。

人間は太陽の光をあびることによって脳内に、
「セロトニン」という物質が生成されます。

「セロトニン」とは、心の安定に欠かせない重要な脳内物質です。

しかし、梅雨の時期には悪天候により、太陽の光を浴びる時間が
減ってしまい、「セロトニン」の生成にも影響します。
   

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うつの症状を改善する方法

では、これらの原因にどのように対処すればいいのでしょうか?

より効果の高い対策を3つお伝えします。

① 最重要なポイントが「セロトニン」の生成

日照時間の少なさを食事で補いましょう。

特に効果があるとされている栄養素が「トリプトファン」と「ビタミンB6」です。

うつに効くトリプトファンの1日の適切な摂取量は、
1000mg~3000mgと言われています。

牛のレバー、豚ロース、かつお、くろまぐろ、ナチュラルチーズなどは
100gあたりに250~300mgのトリプトファンが含有しており、
比較的トリプトファンが摂取しやすい食品です。

また、まぐろや牛のレバーにはビタミンB6も豊富なので、
セロトニン生成を助けてくれる栄養素を効果的に摂取できる食材でしょう。

② 快適な湿度を保つこと。

エアコンのドライ(除湿)や除湿器などを利用して、
過ごしやすい環境を整えることは、ストレスの軽減にもつながります。

ちなみに、エアコンのドライでは一時間あたりの電気代は、
約4円ですのでお財布にも優しいですよね。

③ 規則正しい生活をし、適度な運動を取り入れること。

毎日同じくらいの時間に寝て、同じ時間に起きることで体内リズムが整います。

夜型の生活では、貴重な日照時間がぐんと減ってしまいます。

なるべく朝型の生活ができるように心がけたいですね。

また、適度な運動は体の血行が良くなり、体のだるさを軽減したり、
日中の眠気等も改善することができます。

毎日、30分~1時間程度のお散歩でも良いのでぜひ取り入れてみて下さい。

まとめ

梅雨の時期の体調不良「季節性のうつ」は、
規則正しい生活や食事に気を付けるなど、
簡単な対策を取り入れることが改善に繋がります。

健康的で快適な環境を整え、梅雨の時期を乗り切りましょう!