梅雨時期になると周囲から「コホコホ」と乾いたせきが聞こえてきます。

夏風邪と思い薬を飲んでもなかなか治らないのは、
実は、「喘息の初期症状」かもしれません。

喘息の主な症状は、息苦しさやせきが止まらないなど、
呼吸器系の問題がほとんど。

ストレスが溜まってしまいますよね。

今回は、そんな喘息に悩む方に原因と予防法についてお伝えします。
   

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梅雨と喘息の関係について

梅雨時期は低気圧と高気圧が激しく入れ替わるため、
自律神経が混乱を起こして様々な症状を起こします。

これを「気象病」といいますが、症状のなかの一つに「喘息」があげられています。

さらに低気圧時には血中に大量のヒスタミンが分泌されます。

ヒスタミンが気道の粘膜を刺激することで、
さらにせきや痰などのアレルギー症状が出やすくなります。

また、梅雨時期は高温多湿。

気温25℃、湿度60%を超えると、
アレルゲンとなるカビやダニが最も発生しやすい環境となります。

自律神経失調状態に加え、大量のヒスタミン分泌とカビ・ダニの大量発生によって、
6~7月は「梅雨喘息」と呼ばれる喘息症状が多発します。

ストレスでも喘息が起きるってホントなの?

ストレスは、喘息だけに限らず様々な病気を引き起こす原因と考えられます。

特に4月は新入学や新しい会社に入社したりと、
ストレスになる要因がたくさんあります。

新しい環境に溶け込めず、戸惑っていたかもしれませんが、
6月頃にはだいぶ慣れていることでしょう。

しかし、それまでの緊張や疲れがストレスとなって、
体調に現れるのもちょうど梅雨時の6月頃。

強いストレスを抱え込んでしまうと自律神経が乱れ、
梅雨喘息と同じような症状を発症してしまうのです。
   

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梅雨喘息の予防法

喘息の主な症状は、息苦しさであったり咳込んだりがほとんどで、
一回せきをするたびに、「2キロカロリー」を消費するといわれています。

一時間もせきをすれば、200キロカロリーは簡単に消費する形になりますね。

そんな辛い喘息も簡単な方法で予防できますので、その方法をご紹介します。

① 換気

アレルゲンを部屋にため込まないのも大切な予防の一つです。

梅雨の貴重な晴れ間には窓を開けて部屋の空気を入れ替え、
部屋に充満したカビやダニなどを外に放出しましょう。

同時に布団も外干しして、布団内のほこりや菌を取り除きましょう。

② 適度な運動

喘息の発症が怖くて家に閉じこもってしまわず、
晴れた時には外に出て散歩をするなどし、
雨の時は室内でストレッチやヨガなどで気分転換を図りましょう。

梅雨の体調不良は自律神経の乱れが原因!ヨガが効果的な理由とは?

とはいえ、疲労感が身体に残るとストレスになってしまうので、
あくまでも適度にとどめておくこと。

運動後は十分な休息をとりましょう。

③ こまめに掃除

こまめに掃除することでカビやダニの温床となるほこりや汚れを取り除きましょう。

特にエアコンのフィルタや送風口は、カビが発生しやすいので重点的に。

④ 温度・湿度管理

カビやダニの発生を抑えるため、エアコンのドライ機能や除湿器を
活用して温度や湿度を管理しましょう。

湿気を吸いやすい布団は、布団乾燥機を利用して
湿度をため込まないようにするのも良い方法のひとつです。

まとめ

梅雨時期は喘息だけではなく、うつの症状も悪化する時期です。

梅雨の時期にうつの症状が悪化した!体調不良を引き起こす原因って何?

この時期は、気圧の変化や湿度によって体調管理が難しく、
ストレスも多く感じてしまいますよね。

でも、好きなことに集中しているときは、喘息の発作が出にくいものです。

またストレス発散にもなります。

自分が夢中になれる趣味を持つことも喘息予防の一つです。