スギやヒノキ花粉のピークは、2月から4月頃まで。
やっと花粉の時期が終わったと思って安心していたら、
10月くらいからくしゃみや鼻水がチョロチョロと・・・。
えっ!もしかして花粉症?!
きつい春を乗り切って落ち着いてきても
人によってはまた、秋に花粉症の症状が発生するんです!
一般的な花粉症はスギやヒノキがほとんどですが、しっかりと検査を
すれば、ブタクサなど他の草に対してもアレルギーがあるかもしれません。
今回は、10月にも発生する
花粉症(原因・検査・金額)について詳しくお伝えします。
10月(秋)に発生する花粉症の原因
アレルギー性鼻炎を持っていると、一年中目の
痒みや鼻の痒み、時には腫れに悩まされます。
そして、10月頃から始まる花粉症の原因になりやすいのは、
ブタクサ、お餅の材料でおなじみのヨモギ、カナムグラ、そしてイネ科の植物です。
引用元:horti
イネはお米を採るために年中栽培されているのですが、
イネの仲間の植物は、道端の雑草にも多く存在します。
この植物に身体が反応してしまうと、
10月に限らず一年中症状が出続ける可能性が高くなります。
花粉症がない人には分かりにくい辛さで、症状が
重いと熱も出ますので、たかが花粉症とは言えない人もいます。
10月に発生する花粉の飛散時期とは?
引用元:松原医院
- ブタクサ
7月末頃から花粉の飛散が始まります。
- ヨモギ
7月末頃から8月にピークを迎え、11月頃には飛散を終えます。
- カナムグラ
特に、8月末頃から10月の頭にかけてがピークで12月までが飛散時期
10月に花粉症の症状が強い場合は、
カナムグラの花粉に反応している可能性も高くなります。
しかし、11月中には収束していきますので、
冬まで症状が出ている場合は、ブタクサの花粉症を疑いましょう。
ハウスダストやダニのアレルギーが原因かも?!
花粉の飛散量は全体では少なくても、
通年花粉を飛ばしているのは「イネ科の植物」です。
ですから、近くに田んぼが無くても外を
歩くとムズムズ痒くなってくるということは珍しくありません。
尖った葉っぱに、小さな穂がついている
雑草がイネの仲間で時々小さな花を付けています。
イネの仲間という点では、竹や笹にも注意して下さい。
いつでも症状が起こって困る場合は花粉症ではなく、ハウスダストや
ダニのアレルギーが原因になっているアレルギー性鼻炎の可能性も高いです。
辛い目・鼻・喉の原因を特定したい時には、病院での受診をおススメします。
気になる花粉のアレルギー検査と金額
花粉症のアレルギー検査は、耳鼻咽喉科や皮膚科で受診が可能です。
目と鼻がグズグズの花粉症で受診するのは、
多くの場合は耳鼻科になりますが、その場で医師に相談して下さい。
検査の方法は採血とスクラッチ検査という、
皮膚に抗原を打って反応を確認する検査です。
結果が出る時間は、採血よりも
スクラッチ検査が早く結果が出やすいです。
続けて通院する予定があれば、どちらの方法でも精度はさほど違いません。
急いでいるか、そうでないか、医師からの
提示もあると思いますので自分で良いと思った方法を選択して下さい。
検査の料金
病院ごとに検査の料金は異なりますので、料金の
特定は出来ませんが保険適用で約5,000円ほどで検査が可能です。
私自身が突然身体に蕁麻疹を出して、
病院で検査をしてもらった時には、採血で2,000円。
基礎の検査項目と陽性・陰性反応がリスト記載された用紙を貰いました。
この時の検査の依頼は、食品が原因で出たと
思われる蕁麻疹のことですから、受診科は皮膚科です。
ただ子供の頃から花粉症にも悩まされていましたので、
おかげでスギとヨモギ花粉に引っ掛かっていることが分かりました。
この基本項目は、ハウスダスト・ダニ・花粉・エビやカニ、ペットに
関する項目も掲載され、自分でも思いもかけない結果が出ることがあります。
疑っている食べ物や抗原があれば伝えることで、
確認をしてもらえますので、明確に伝えるようにしましょう。
とっさにお願いしたい物が思い出せないということ
が無いよう、受診する時にメモを用意すると良いですよ。
他のアレルギー検査の依頼は、子供なら小児科、大人なら内科でも
行ってもらえますが主に食品アレルギーの場合で考えると良いと思います。
まとめ
花粉症で悩んでいる人は、ハウスダストで悩んでいることも多いです。
秋だけ花粉症の症状が酷くなる場合は、
ブタクサ・ヨモギ・カナムグラの3つの植物を第一に疑ってみるのが良いです。
ですが、他の植物や要素にもアレルギーの反応があるかもしれません。
原因が何なのかを知るには病院での検査が欠かせませんので、
本格的に辛い症状が出てくる前に受診をおすすめします。
アレルギーの原因が分かれば、花を付けてしまう前に
家の周辺の草を抜いておくことで一つの対策になりますよ。
薬を貰っても目や鼻が辛い時には、
保冷剤や氷枕を使って冷やして過ごして下さい。
真っ赤に腫れ上がる症状の予防になりますので、
辛いですがなるべくこすらずに頑張ってみましょう。